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TS-520V復活計画(その7)

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以前、HPを開設しており、TS-520の記事を掲載しておりました。
今でもHPの残骸は残っていますが、その記事をブログに転載します。

TS-520V復活計画(その7)

不良になった水晶発振子交換

2004年6月
28MHz帯と21MHz帯の水晶発振子が、立て続けに不良になりました。
28MHz帯の方は完全に壊れてしまい、送受信とも不可能になりました。
21MHz帯の方は一応生きていましたが、周波数が下の方へ約12.3kHzもずれてしまいました。


まず送受信とも不可能な28MHz帯の水晶発振子の製作を宮城県のアルト電子製作所に依頼しました。
TS-520用として製作を依頼したのですが、出来上がったものは残念ながら端子が違っており、そのまま基盤に取り付けることができませんでした。
また、28MHzの水晶取り付け場所は、基盤の奥の方だったので自分で取り付ける事はあきらめました。

水晶発振子の交換を、ケンウッドの通信機サービスセンターである神奈川サービスセンター、名古屋サービスセンター、大阪サービスセンターに次々に電話し依頼しましたが、すべて断られました。(名称は当時のものです。)
ダメモトで福岡サービスセンターに電話したところ、「交換しますよ。」とのうれしい返事。
担当はT氏という方で、とても親切に対応してくださいました。
もしトリオの古いトランシーバーが壊れたら、ケンウッド福岡サービスセンターのT氏さんに電話してみてください。

※2016年9月現在、T氏はまだ福岡サービスセンターにおられるとのことです。会社名は㈱JVCケンウッド・サービスに変更になっています。


無事に交換していただいたアルト電子製の水晶発振子です。
わかりにくいですが、画像中央の銀色のものです。

イメージ 1


見事に28MHz帯が復活!

イメージ 2



次は21MHz帯ですが、ジャンク部品を探しました。
福岡の知人がコイルユニットの基盤を持っていることを知り、すぐに送ってもらいました。
TS-520V(S)用ではなく、ひとつ前の型のTS-520X(D)用のものでしたが、水晶発振子は共通です。
でもこの水晶発振子が完全なものである保証は無かったのですが・・・。
21MHz帯の水晶発振子は、裏ブタを開けるとすぐの所にあり、簡単に交換できました。
約12.3kHzの周波数ずれが見事に直りました。
28MHz帯の水晶発振子も、最初からジャンク部品を探せばよかったかも。


入手したコイルユニットです。
21MHz帯用の水晶発振子を取り外した直後の画像です。

イメージ 3


TS-520Vから取り外した不良になった水晶発振子です。

イメージ 4


コイルユニットは、バンド切換えスイッチのすぐ裏側にあります。

イメージ 5


入手した水晶発振子を取り付けたところです。
一番手前の29.895と書かれているものです。

イメージ 6


修理完了です。

イメージ 7



※この記事のコメント欄は閉じております。

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